山小屋でもグッスリ眠るワザ
そうは言っても、山での宿泊はやはり山小屋ですることになりますから、グッスリ眠るワザを学んでおきたいものです。
よくあるのが寒くて眠れないことです。そうした場合は、カイロ(お湯を入れたボトルでもOK)で温まりましょう。冷たい手足を温めるよりも、首、脇の下、足の付け根などの太い血管が部分を温めた方が、体全体を暖めるのに効果的です。入浴施設がある山小屋なら、就寝する1時間程度前に入浴するとリラックスできて寝つきも良くなります。
軽いストレッチングなどをしてもかなり体が温まります。周囲の音が気になる場合には耳栓を活用します。部屋の明るさが気になる場合はアイマスクをしましょう。アイマスクが無くても、代わりに黒系の衣服やタオルなどを使えば大丈夫です。
込んでいて隣の人と接してしまうのが気になる人は、布団の中でシュラフカバーに入るのも方法です。
枕が変わると眠れないという人は、他の旅行でもそうだと思いますが、荷物が多くなっても、自分の枕を持っていくのがベストです。枕カバーだけ山に持っていくのでも、いつもの肌触りや匂いがあるので、かなり眠りやすくなるはずです。
お酒を飲んで眠ろうとする人も多いようです。アルコールでの程よい酔いは確かに寝つきを良くしてくれます。しかし弱点もあって、それは時間の経過と共にアルコールが分解され、眠りが浅くなっていく点で、夜中にトイレに行きたくなって目覚めてしまうことも多くなります。くれぐれも程々にしておくのがいいでしょう。